第二言語習得理論(SLA)


SLAと言えばクラッシェン(Stephen Krashen)の第二言語習得理論が世界的に有名です。

クラッシェンは5つの仮説を提案しております。

習得−学習仮説 
クラッシェンは「習得」と「学習」をはっきり区別しております。コミュニケーション能力は「習得」によって伸びるのであって、話す事だけで話せるようにならないと言っております。英会話学校でネイティブを相手に話す機会を与えるのは、効果的な言語習得とは言えません。学習は意識してするものであり、習得は歩くとか、泳ぐとかと同じで無意識でもできる事が習得になります。

インプット仮説 
クラッシェンの5つの仮説のうち最も重要なのがこの仮説です。現在の能力レベルより少しレベルの高いインプットを理解することによって「習得」が生じると言っております。理解できるインプットは習得につながると言っております。文法を勉強するのは典型的な学習に相当します。

言語の習得において、子供が母国語を習得するときのように、理解できる表現を繰り返しながら覚えるのが最も効果的な「習得」です。

自然順序仮説 
クラッシェンは第2言語習得の順序が第1言語習得の順序と全く同じであると言っております。臨界期以降の大人の英語学習で文法とか理論を教えるのはと言うのは正しくありません。それは英語の「学習」であり、英語の「習得」ではありません。

モニター仮説 
クラッシェンは「学習」はモニターとしてしか作用せず、発話を生み出さないと言っております。目標言語を学習する際、学習者は常に自分の話していること、書いていることが正しいかどうかをチェックしています。

学習は意識的に知識を学ぶ事であり、エディター、またはモニターとしてのみ働く言っております。言語を習得すると、間違いに気付きますが習得された言語の場合にはそれが感覚的に分かるのであって、直ぐに分からない場合が多いと言います。言語が習得できると、感覚的に間違いを訂正できようになり、それは自動的に発生すると言っております。

意識的に学習して得た体系は、運用の際に自由闊達な発話を生み出すことはなく、発話の前後に文法的正確さをチェックするモニターの役割しか果たさな いと考えています。

情意フィルター仮説 
クラッシェンは「習得」にとって最高の状況は不安をなくすような状況であるとしている。また学習者が自分に自信を持ち、学習を前向きに捉える事は言語習得にプラスとなると考えております。英語の試験をいくら繰り返しても言語習得の助けにはならないと言います。
HOME|最適性理論とは|教材オンラインショップ|特定商取引法の記載|個人情報保護方針|お問い合わせ
Copyright(C) 2011 最適性理論で英語学習 All Rights Reserved